ssdはスピードの速さから次世代の標準記憶装置になると見られていますが、換装する際に想定外のトラブルが起こるケースもよくあります。ハード面とソフト面のどちらでも起こりやすいので、自分で行うときは細心の注意が求められます。
ハード面に関して多いので、ケーブルの断線や静電気によって稼働しなくなることです。実施するときは既存のケーブルを抜く作業が発生しますが、コネクタがきつく結合している場合は、かなり力を入れて引っ張らなければなりません。その際に内部の線に亀裂が生じるのはよくある話です。ソフト面については、内部のパーツ構成に大きな変更があったと見なされ、OSのライセンス認証がリセットされる場合があります。記憶媒体の換装によって、別のパソコンになったと判定されたわけです。これに関しては、ラインセンスキーの入力や電話認証などで解決できる可能性があります。ssdを導入する場合、このようなトラブルが起こっても不思議ではありません。
ssdを換装するときには、無駄手間にならないように以下の2つの注意点を抑えておく必要があります。まず、ssdを完走できるパソコンケースであるかどうかです。
一般的に、古いタイプのパソコンケースではhdd専用のケースになっていることが多いため2.5インチ専用のパソコンパーツを別途購入しなくてはならない場合もあります。ノートパソコンでも同様で、サイズが異なりますので本当に利用できる環境かどうかをまずは確認しなくてはいけません。そして、データを移行しているかどうかも確認する必要があります。新しいssdには従来までの内部データが入っていませんので、利用時にはそれをきちんと使える状態にしなくてはいけません。最も簡単な方法は、それまで使っていたhddの内部データをすべてクローンで作ることです。クローンを作れば、パソコンのシステムデータも作ることが可能なのでそれまでと同じように使えるようになるためトラブルは発生しません。